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ウミトソラノシルス

2024.06.03

interfm Green Jacket 加賀屋ゴルフpresents タッド尾身 1minute Golf English

今朝のShort Game Clinicは『20ヤード以内のアプローチが苦手な人』は、Relax your grip and bend your elbow/「グリップを緩めて肘を曲げよう」

2024.05.29

Green Jacket 楽天GORA presents タケ小山のルールザワールド

歯止めとなる球

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

「歯止めとなる」とはゴルフ用語で
パッティンググリーン上のホールの近くにある球が、
他のプレーヤーのショットをホールの近くに止める役割をしている状況です。

この場合、パッティンググリーン上の球は
別のプレーヤーのショットの援助になっているため、
マークして拾い上げることが必要です。

2019年アメリカLPGAのHonda Thailand トーナメントで
歯止めとなる球のルーリングがニュースになりました。

大会3日目、18番グリーンで
アリヤ・ジュタヌガーン選手のグリーン周りのアプローチショットは
ホールの約30センチに止まりました。

その球を拾い上げようとジュタヌガーン選手が歩み寄ったところ、
一緒に回っていたオルソン選手は「球を拾い上げる必要はない」と告げ、
アプローチショットを行いました。

すると、オルソン選手の球はジュタヌガーン選手の球に当たり、
本来なら5メートルほど行って止まっていたところ、
ホールから約30cmのところに止まりました。
そして2人はその結果に喜び、互いにグータッチしたのです。

しかし委員会は、オルソン選手は
ジュタヌガーン選手の球が援助となっている状況でプレーしたため、
その2人に事情聴取を行うことになりました。

オルソン選手は
「ジュタヌガーン選手の球は意図するプレーの線にはなく、
球を拾い上げる必要はないと言ったのは
プレーのペースの改善が目的だった」と証言しています。
その結果、2人に合意はなかったとして無罰の裁定をしました。

このような裁定をする場合、
プレーヤーの間で同意があったかが大事なポイントです。

ストロークプレーでは、2人以上のプレーヤーがプレーヤーの誰かの援助となるために
パッティンググリーン上の球をその場所に残すことに同意して、ストロークが行われた場合、
同意した各プレーヤーは2罰打を受けます。

そのような同意が認められないことを知らなかったという理由で
罰を免れることはできません。(詳説15.3a/1)

また、そのような同意が認められないことを承知の上で行った場合、
規則を故意に無視したことについて失格となります。(規則1.3b(1))

このような事例を受け、R&AとUSGAは
「ストロークプレーにおいて、歯止めとなる球の状況では、
ホールの近くに止まっている球は
マークして拾い上げることを確実にすべきだ」と述べています。

ストロークプレー競技は、
出場するすべてのプレーヤーとの勝負であり、
フェアにプレーする必要があります。

各プレーヤーは自分自身の利益を守るためにその場にいることはできないので、
そのフィールドを守ることはその競技すべてのプレーヤーが共有する重要な責任です。

皆さんもストロークプレーの競技でプレーする場合、
ホールの近くに球が止まっていれば
必ずマークして拾い上げるようにしましょう。

また、他のプレーヤーからホールの近くにある球を
残しておくようにお願いされてもきっぱり断りましょう。

2024.05.20

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プレーオフ前の練習場

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

JLPGAの競技で行われるプレーオフはほとんどの場合18番ホールの繰り返しになります。
プレーオフは最終ラウンド終了後即時に開始されるため、最終組をプレーしている選手がプレーオフに行く場合、
そのラウンドの前に練習することはまずありません。

しかしプレーオフに出場する選手が早い時間にラウンドを終了していた場合、
その選手はプレーオフ前に練習することができます。

トーナメントの開催コースにもよりますが、指定練習場が18番ホールから遠い所にある場合、
送迎時間の都合により18番ホールに近い、運営さんから
「競技で使用された1番ホールを練習場として使用しても良いか」という質問を受けます。

この時に注意しなければならないのが規則5.2bです。
規則5.2はラウンド前やラウンドとラウンドの間にコース上で練習することを定めています。

そして規則5.2b/1には
「プレーヤーが1つのラウンドを終了したものの、同日にそのコースで
別のラウンドやラウンドの一部をプレーすることになっている場合、
そのコースで練習することは規則5.2bの違反となる」とあります。

そしてプレーオフは新しいラウンドです。(規則5.1)
競技で使用された18番ホールを同日に使用するため、コース上での練習が規制されます。
ここで繰り返し使われている「コース」とはゴルフ規則で定義されているコースではなく、
その日にプレーされる競技のすべてのラウンドに使われるホールを意味します。(解釈5.2/1)

そのため、競技最終日に使用されるホールが1番ホールから18番ホールだった場合、
プレーオフに出場する選手は、プレーオフ以外のホールでも
その日の競技に使用された1番ホールで練習することはできません。

ただし、必要であれば委員会はローカルルールひな型I-1.1を採用し、
コース内のホールを指定練習場と定めることはできます。

稀なケースですが、今年のVポイント×ENEOSゴルフトーナメントのように、
競技最終日のラウンドで使用されたホールが10番ホールから18番ホールの9ホールに短縮された場合、
プレーオフの前に、出場する選手はその日のラウンドで使われていない1番ホールで練習することができます。

2024.05.20

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今朝のShort Game Clinic/『アプローチでトップもダフリもでる人』はSwing short and fast「短く速く振る」

2024.05.13

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プレーヤーの指示

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

昨年のファーストQTの裾野カンツリー倶楽部で起きたルーリングです。

3番ホール、パー4のティーショットが
紛失球の可能性があったため、プレーヤーAは暫定球をプレーしました。
球の捜索中、プレーヤーAは元の球が見つかったと思い、
プレーヤーBに暫定球を拾い上げるようにお願いしました。

プレーヤーBは言われた通りに暫定球を拾い上げたのですが、
そのあとでプレーヤーAは自分の元の球だと思っていた球が
他の誰かのロストボールであったことがわかります。

そこから、再度球の捜索を開始したのですが、
3分間の捜索時間内に元の球は見つかりませんでした。

結果的に、プレーヤーBが拾い上げた
プレーヤーAの暫定球でプレーを続けることになるのですが、
その処置がわからなかったため、レフェリーを呼びました。

プレーヤーBはプレーヤーAにとって外的影響になるため、
本来なら球が動かされたとしても無罰ですが、このケースでは違います。
何故ならプレーヤーBはAの指示によって球を拾い上げたからです。

規則1.3cには、
「プレーヤーやキャディーが行っていたとしたら規則違反となる行為を
プレーヤーの要求によって別の人が行った、またはその行為を
別の人が行っていることをプレーヤーが承知していた場合、
プレーヤーは罰を免れることはできず、その責任を負う(規則1.3c(1))」とあります。

つまりプレーヤーAはプレーヤーBに暫定球を拾い上げるよう指示したので、
規則上、プレーヤーAは自分自身のインプレーの球を故意に動かしたことになります。

そのため、プレーヤーAは1罰打が課され、
暫定球を元の箇所にリプレースしてインプレーにしなければなりません。
プレーヤーAは元の球が紛失球になった1罰打(規則18.2)と
インプレーの球を動かした1罰打(規則9.4b)で次のストロークは5打目になります。

プレーヤーの承認や指示の中にはギャラリーの行動も含まれます。

例えば、高く茂った草の中で球の捜索をしているときに、ギャラリーがその球を見つけ、
その球の周辺の草を踏みつけて、そのストロークに影響を及ぼす状態を改善した場合、
プレーヤーはそのギャラリーを止めるための合理的な措置を取らなくてはなりません。

プレーヤーがそのギャラリーの行動を黙認し、何もしなかった場合、
ストロークに影響を及ぼす状態を改善したことにより
プレーヤーは一般の罰を受けます。(規則8.1a, 詳説1.3c(1)/1)

2024.05.10

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倒れていたOB杭

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
3月に開催されたVポイント×ENEOSゴルフトーナメントで実際に起きたルーリングです。

あるプレーヤーの球は、17番ホール、パー3のグリーン奥のテレビ塔の近くに止まりました。

そこはコースを定めるOB杭の近くでもあり、プレーヤーは自分の球が
インバウンズなのかアウトオブバウンズなのかを定めるために立っていたOB杭から
その先のOB杭を地表レベルで結んだ線の確認をしました。

そのとき、プレーヤーは球をアウトオブバウンズと判断したのですが、
テレビ塔の後ろ半分がアウトオブバウンズで
前半分がインバウンズであることをおかしいと思いました。

そこでテレビ塔の近くまで歩いていくと倒れていたOB杭につまずき、
その杭が立っていたであろう穴が目に入りました。

このOB杭が穴のある箇所に立っている状態ならば、球はインバウンズになると思い、
プレーヤーはレフェリーを呼び裁定を委ねました。

このような場合、
倒れた杭を元に戻しアウトオブバウンズの境界線を
元どおりに復活させるべきです。(2016裁定集33-2a/19)

ただし、先行組のプレーヤーのうち1人でも
境界杭が1本除去されている事実を無視してプレーした人があることを委員会が知った場合、
委員会はその競技の残りについても
OB杭が抜かれた境界線のままラウンドを終えるべきです。

このケースでは、倒れたOB杭を無視してプレーした選手はいなかったので、
倒れていた杭を元に戻し、そのプレーヤーの球をインバウンズと裁定しました。

競技を行う上で、コースを定める境界線を明確にすることは、委員会の重要事項です。
何故ならコース区域の取り扱いがまちまちであるために
競技の結果に重大な影響を与えるようであれば、
そのラウンドを取り消して再プレーさせなくてはならないからです。
(2016-17ゴルフ規則裁定集33-2a/19)

そうでない場合、そのラウンドはプレー通りそのまま認められますが、
このような問題が起きないよう注意深く確認しなければなりません。

2024.05.04

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今朝のShort Game Clinic/『傾斜からのアプローチ』は、Do not use your body at all「カラダは少しも使わない」

2024.04.22

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今朝のShort Game Clinic/『アプローチでショートする人』はShorten your takeaway/「テークバックを短く・小さくする」

2024.04.22

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同伴プレーヤーに処置違反を指摘された

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

これは過去にあったルーリングです。

ラウンド中、プレーヤーAはカート道からの救済を受けるために、球をドロップしました。
Aはそのドロップした球が正しくインプレーになったにも関わらず、
再ドロップしなければいけないと思い込み、その球を拾い上げて再びドロップしました。

それを見ていた同伴プレーヤーBは、
「1回目にドロップした球でプレーしなければいけないのでは」と指摘しましたが、
Aは再ドロップが正しいと言って、再ドロップした球でプレーを続けました。

それからラウンドを終えて集計所でスコアカードを提出した後、
今度は同伴プレーヤーCが、
Aのドロップについて確認したいと競技委員会に問い合わせがありました。

詳しい事情を聞いた委員会は、Bの言う通り、
1回目にドロップした球が正しくインプレーになっており、
再ドロップせずにそのままプレーを続けなければならなかったことを知ります。
その結果、Aは規則3.3b(3)により失格となってしまいました。

本来であれば、スコアカード提出した後で、
提出する前に罰を受けていたことを知らなかった場合は、失格とはならず、
その罰を加えてスコアを修正することができます。(規則3.3b(3)例外)

しかし、これは罰を受けていたことを知らなかったというのがポイントです。

このケースでは、AはBから
「その処置は間違っているのではないか」と指摘を受けており、
規則ではAは罰を受けていたことを知っていたとみなされます。

そして誤った処置でプレーを続け、
委員会に確認をしないままスコアカードを提出したことにより、
いわゆる過少申告で失格となりました。

このことを教訓に、
競技のラウンド中にもし同伴プレーヤーから処置について指摘を受けたら、
スコアカードを提出する前に必ずレフェリーに確認をしましょう。

因みに、もしAがその現場でルーリングを要請していれば、
インプレーの球を拾い上げてしまった1罰打を足して、
拾い上げた元の箇所にその球をリプレースしてプレーを続けることができました。(規則9.4)

或いは、もし現場で間違えた処置のままプレーを続けてたが、
スコアカードを提出する前にルーリングを要請していれば、
リプレースをせずにプレーを続けたことにより、誤所からのプレーの2罰打を
そのホールに足してスコアカードを提出すれば、失格にはなりませんでした。(規則14.7a)

2024.04.18

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「教えて!Nory」

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

【質問】

タケさん、いつも楽しみに拝聴しています。
以前にも、OBライン付近からの左打ちの救済ルールを教えて頂いた者です。
今回も似たようなケースですが、
調べても正解が分からなかったので教えて欲しいです。

右打ちのプレーヤーがコース左サイドのカート道へボールを打ってしまい、
ボールがあったのはカート道の左にある側溝の中でした。
側溝の左側には杭や障害物などは無く、ニヤレストポイントは左になります。
ただ、そこは立つ事もやっとの崖みたいな場所でとてもスイング出来る場所ではありません。

そこで、プレーヤーは右打ちで
崖からスイングするとバランスを崩して怪我する恐れもあるので左打ちをすると宣言。
そうするとカート道に足がかかる状態になります。
再度、ニヤレストポイントを設定しても更に崖の上になり、
立つ事は不可能な場所になります。

そこで、カート道左側での救済は不可能と判断して
カート道の右側に救済する事に。
その後の処置は宣言した左打ちでスタンスを取って、
更にニヤレストポイントを決めて再度、右打ちで構えて
もう一度カート道救済の流れで処置しました。

このケースの処置が可能かを教えてほしいです。
私は、当初のカート道左の崖でスイングの障害になる物はないので、
右打ちの救済をしないとダメだと思っています。
右打ちが出来ないのであれば、今回のケースでは
アンプレヤブルしか選択肢はないと思いますがいかがでしょう。

【解説】

再度、ご質問ありがとうございます!

このケースですと、左打ちでプレーするのは合理的だと判断します。
何故なら、仰るようにカート道の左側は崖となっていて
右打ちでプレーすることが実際的ではないからです。(詳説16.1a(3)/1)

しかし、左打ちだとしても完全な救済のニヤレストポイントはカート道の左側になるでしょう。
何故なら、左側は崖となっているとは言え、OB杭などはなくジェネラルエリアだからです。

完全な救済のニヤレストポイントとは、
球と意図するスタンスとスイングの3つが、側溝とカート道からの障害がなくなった
ホールに近づかない最も近いジェネラルエリアになります。

この基点は、プレーができるライが保証されるわけではなく、
崖で立つことが不可能という理由でストロークすることができなくても、
それによって基点が変わることはありません。(定義:完全な救済のニヤレストポイント/4)

しかしその救済エリアに球をドロップしてプレーすることが現実的でなければ、
規則上、救済が受けられたとしても、実際はしないと選択することもあるでしょう。
そうなりますと、側溝からあるがままにプレーするか、アンプレヤブルの処置をするしかありません。

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