2025.02.10
Green Jacket 楽天GORA presents タケ小山のルールザワールド
「教えて!Nory」
解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん
【質問】
昨年の7月に知り合いのコンペに参加した時のことです。
その日は朝から雨が強かったり、弱かったりで、コースの状態が悪く、
水溜まりが出来ていたホールもありました。
あるホールで、グリーン近くのバンカーに入れてしまったところ、
ボールは水溜まりに入っていました。
私はルールがわからず、あるがままでプレーして脱出に手間取り、
このホールはパー4で10打を叩いてしまいました。
そこで質問ですが、バンカー内の水溜まりに入ってしまった場合は、
救済とかあるのでしょうか?
【解説】
ご質問者様、ご質問有難うございました。
水溜まりは一時的な水であり、異常なコース状態のひとつなので罰なしで救済が受けられます。
この場合、そのバンカー内の水溜まりのない箇所に球をドロップすればよいのですが、
手順としては、まずドロップする救済エリアを定めるために、完全な救済のニヤレストポイントを決めます。
その基点は、バンカー内で球と意図するスタンスとスイングの3つすべてが水溜まりから避けられ、
且つ、元の球よりホールに近づかない箇所です。
その基点からバンカー内でホールに近づかないワンクラブレングス以内が救済エリアとなります。
拾い上げた球はタオルなどで拭いてから救済エリアにドロップすることができますし、
別の球をドロップすることもできます。
今後に活用して頂ければ幸いです。