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ウミトソラノシルス

2025.01.26

Green Jacket 楽天GORA presents タケ小山のルールザワールド

「教えて!Nory」

解説:(JLPGA競技委員)阿蘇紀子さん、中崎典子さん

【質問】

クラブ競技に出場して9H終わった後に、肩がガチガチだったので、
ハンディマッサージガンでマッサージしようとしていたら、
同伴競技者に「それは失格になるよ」と指摘されました。

えっそうなの?と思いつつ、その方に聞いたら、
パター練習はいいんだけど、ショットやアプローチの練習はダメで、
素振り棒とかの練習器具を使うのもダメとのこと。

なぜ、マッサージガンもダメなのか、その理由がいまいちわからないので教えてノーリーズ!

よろしくお願いします。

【解説】

ご質問者様、ご質問ありがとうございます。

一般的にラウンド中のハンディマッサージガンの使用は肩こりやどこかの筋肉の痛みなど、
病状を緩和するための理由であれば認められます。
(規則4.3b)

ところが、マッサージガンを使用することによって
飛距離が10ヤード伸びるとか、スイングの矯正になるなど
プレーヤーが不当な利益を得るようなことが理由の場合は
規則4.3の違反となり認められません。

最初の違反の罰は2罰打(一般の罰)で2回目の違反の罰は失格です。

また、ラウンド中にスイング補助器具や素振り棒を振って
スイングの確認やグリップの確認などを行うと違反になります。

しかし、このようなものを一般的なストレッチのために使用すること、
例えば背中を伸ばす、前屈をするなどは認められます。

このように、用具の使用は理由や使い方によって認められたり違反になったりするので、少し複雑です。

これとは別に「パター練習はいいんだけど、ショットやアプローチの練習はダメ」
という内容についてですが、これは規則4.3の用具ではなく、
規則5.5bの「ホール終了後の練習ストロークの制限」に関係しています。

ここにはホールを終えた後に、プレーヤーは練習ストロークを行ってはならないと記載されています。

しかし、これには例外があり、指定練習グリーンでパッティングやチッピングの練習は認められています。

ただし、バンカーショットや打撃練習をすると一般の罰(2罰打)が課されます。

ご参考にしていただけますと幸いです。

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