4月7日の放送では、豊田会長が「マッチ（近藤）にうちのチームのドライバーとして富士24時間を走ってもらいます」と発言。
5月24日〜26日に開催される「富士SUPER TEC 24時間レース」に、近藤が「豊田章男のプライベートチームROOKIE Racing」のドライバーとして参戦することを発表しました。
近藤は、ドライバー「モリゾウ」として参加する豊田会長と共に、水素エンジンを搭載した32号車（ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept）を担当する予定。近藤はこれまでのレース活動で長年にわたり日産からのサポートを受けてきたこともあり、今回の件を日産に相談したところ日産側も快諾したそうで、レースでは〈日産のレーシングウェアを着て、トヨタの車に乗る〉という自動車メーカーの垣根を超えた夢のコラボレーションが実現することとなりました。

この件について豊田会長は「まず『クルマを介して、みんな幸せになろうよ』と。私も“クルマ屋”ですから、クルマを介してみんなを笑顔にする方法しかわからないわけだから。それにはトヨタのことだけを考えていたのでは、やっぱり笑顔が“忖度笑顔”になってしまいますよね」とコメントしつつ、「水素社会は別にトヨタだけでつくるものじゃない。エネルギーを『つくる』『はこぶ』『つかう』、そういった仲間たちで作るものだと思っているので。そこで日産ドライバーのマッチがハンドルを握ってくれるということは、水素社会実現のためにも大きなインパクトになるんじゃないかと思っています」と思いを語りました。

久々のドライバーとしての参戦が決定した近藤は、「嬉しいですね。本番当日はメディアの方もたくさん来ていただけるだろうから、その広がりも楽しみです。今はラジオで優しく接していただいていますけど、本番でメディアが来たら（豊田会長に）『なんできみは日産のレーシングウェアを着てるんだ？』って怒られそうな気がする（笑）」と笑いを誘いました。

また、楽曲紹介の場面では豊田会長が近藤に向かって「あれ!? 歌手でしたっけ？」と冗談を飛ばす一幕も。このほかにも番組では、二人が語る24時間耐久レースの魅力や、次世代の日本人WRCドライバーの発掘と育成を担う「MORIZO Challenge Cup」などについて、終始和やかなトークが繰り広げられました。

豊田会長は引き続き次回4月14日（日）放送分にもゲストとして出演。
豊田会長のニックネームである「モリゾウ」の由来や、近藤との出会いの場となったドイツのサーキット ニュルブルクリンクでの思い出、水素エンジンをはじめとした“自動車の未来予想図”などについても語ります。