21 王子編

東京メトロ 南北線 王子駅。
駅を出るとJRの駅前商店街という感じ。

1分も歩けば音無川。
この辺りは江戸時代の観光名所。
広重もいくつもの絵を残しています。

王子神社。
8代将軍吉宗が周辺の土地を寄進して発展。
江戸時代は出店も並ぶ賑やかな場所でした。

髪の祖神、関神社がその境内にありました。
関蝉丸ゆかりの神社で、かつら、床山、演劇、美容師などの
業界からの浄財によるものだそうです。

少し歩くと坂道に見える王子稲荷。
ここも広重が絵に残しています。
大晦日の狐行列でも知られていますが、ここは関東の稲荷の総元締。

立派は社は江戸時代のもの。
軒下の細かな細工に驚きます。
干支もいますよ。探してみてください。

見事な鈴の列。
1本の綱がふたつの鈴につながっています。これも珍しいかも。

かつていくつもの滝があったようですが、今この界隈で残っているのは名主の滝のみ。
散歩の休憩には丁度いい清々しい気分になれます。